『整っている』とは?東洋医学から考える
からだが整うとは?東洋医学的思想から考える
今日は『整う』についてお話をしていきたいと思います。
みなさんはこの言葉にどのようなイメージを持ちますか?身体が整っている。心が整っている。習慣が整っている。色々あると思います。
ここでみなさんに一つ、質問をしてみたいと思います。
昨晩のお月さまはどんな様子だったでしょうか?
ふと夜空を見上げ、お月様を眺める。そんな瞬間がありましたか?
東洋医学の根底を成す。天人合一思想
東洋医学の重要な考えの一つに天人合一思想があります。
人間と万物自然は、共に『天地の気』を受けて生まれ、調和と均衡、統一の中にある。
『人』と『天』の調和こそが理想。
これは自然を大宇宙、人体を小宇宙とし、それぞれが対比し、共鳴し合うことで循環する。
それぞれが別々のように感じられるものだが、その実、合一性のあるもの。
つまり、人体の生命現象を自然と結びつけることで理解しようとする思想です。
天人合一思想
これは『同期、(シンクロ)とも言いますね。
この同期がスムーズに、自然に循環した状態こそが『整った状態』と言えます。
ふとした時に感じる季節の移り変わり。
空気の匂い、空の高さ、生き物の鳴き声。
そうしたものを自然にキャッチ出来ているあなたは、心身共に整っている。そう言えるでしょう。
ちなみに、昨晩のお月様はまんまるでした。
自然と同期する!
では自然とシンクロするためにはどうしたらいいのでしょうか?
その答えは自分の身体と同期すること。また、感じようとすることが大事です。
あなたは自らの身体とシンクロ出来ていますか?あなたのからだはいつでもあなたと繋がりたがっています。内側の世界で無意識に。
例えば、私たちが何かを認識する際、視覚を使うことが多いですが、身体は自らの目で見なくともその位置を感じています。あなたの右手、左足、頭の位置、関節の角度、さらには外の世界がどうなっているのかさえも。あなたはそのことに気づいていますか?
自己を認識する力、それは感覚の力。具体的には『視覚』『前庭覚』『体性感覚』などが挙げられますが、多くの方は視覚に頼りすぎています。
五感を、感覚を大事にしましょう。
いくら外観を磨いても内的な感覚が循環していなければシンクロしているとは言えません。
自己を内観し、身体と対話しましょう。そのプロセスこそが、外界とシンクロすることそのものです。
身体との同期が済むと自己の認識が高まり、五感が磨かれ、外の世界とのつながりを、より強く感じられるようになります。
そのような状態で過ごすことができれば、アンテナを高く張り、より多くの気づきを得ることができるでしょう。
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